デスクでノートパソコンとスマートフォンを見比べ、投稿画像の見え方を確認している企業SNS担当者の情景

SNS画像・動画サイズ早見表|迷わない3つの比率と文字量の目安

「この画像、何ピクセルで作ればいいんだっけ」。

投稿画像を作るたびに検索し直して、出てきた記事の数字が微妙に違っていて、結局どれが正解かわからないまま作る。投稿してスマホで見たら、いちばん伝えたかった一行が下のボタンに隠れていた——。

正直、この作業でいちばん減らしたいのは、迷っている時間ですよね。

先に、いちばん大事なところをお伝えします。SNSごとのピクセル数を全部覚える必要は、ありません。プラットフォームの推奨サイズは頻繁に変わりますが、見え方を決めている「比率」は、ここ数年ほとんど変わっていないからです。

今日は、覚える量をできるだけ減らす形で、一緒に整理していきます。

結論:この3つだけで、日々の投稿はほぼ回ります。
① 使う比率は 正方形(1:1)/たて長(4:5)/全画面(9:16) の3つ
② サイズは 長辺1080ピクセル で作れば、どのSNSでもほぼ足りる
上下と四隅には余白を空ける。文字を端に置かない

細かい推奨値は各SNSの公式ヘルプが最新です。迷ったときだけ見に行けば十分です。

何が起きているか:数字が合わないのではなく、「切り取られ方」が違う

サイズ表を調べても迷子になるのは、書いてある数字が間違っているからではありません。同じ画像が、場所によって違う形に切り取られて表示されるからです。

たとえば、Instagramにたて長で投稿した画像は、タイムラインではたて長のまま出ますが、プロフィールの一覧(グリッド)では上下が少し切られて並びます。Xに複数枚を並べて投稿すると、一覧の段階では小さくトリミングされ、タップして初めて全体が見えます。

つまり、「投稿したときの見え方」と「一覧での見え方」は別物なんです。

ここで効いてくるのが、大事な要素をなるべく中央に置くという一手です。四隅は切られるかもしれない場所、中央は必ず残る場所。この感覚さえあれば、多少サイズがずれても致命傷にはなりません。

そしてもうひとつ。推奨サイズは変わりますが、比率は変わりにくい。スマホの画面の形が急に変わらないからです。だから、比率で覚えたほうが長持ちします。

覚えるのは3つの比率だけ

SNS投稿で使う3つの画像比率(正方形・たて長・全画面)の形をスマートフォンの画面で並べて示した図
使うのはこの3つだけ。左から、正方形(1:1)、たて長(4:5)、スマホ画面いっぱいの全画面(9:16)。

日々の投稿で使うのは、実質この3つです。

長辺を1080ピクセルにしておけば、スマホで見たときに粗く見えることはまずありません。もっと大きく作ってもかまいませんが、ファイルが重くなると読み込みで不利になるので、無理に上げなくて大丈夫です。

これ以外に、覚えておくと役立つのがもう1つだけあります。

早見表:どこで何を使うか

主要なSNSごとに、実務で使う形をまとめます。細かい数値ではなく「どの形で作るか」の一覧として使ってください。

SNS・投稿面使う形ひとこと
Instagram フィードたて長(4:5)/正方形(1:1)たて長のほうが画面占有が大きい。一覧では上下が切れる前提で
Instagram ストーリーズ全画面(9:16)上下はUIに隠れる。文字は中央寄せで
Instagram リール全画面(9:16)表紙(カバー)も同じ形で用意しておくと安心
X(旧Twitter)正方形(1:1)/たて長(4:5)複数枚投稿は一覧で強くトリミングされる
Facebook フィード正方形(1:1)/たて長(4:5)リンク投稿のサムネは横長(1.91:1)
TikTok全画面(9:16)下部と右側にボタンが重なる
YouTube ショート全画面(9:16)サムネイルは別途、横長で用意する場面あり
LINE公式 リッチメッセージ正方形(1:1)などフォーマットが決まっているので公式の指定に従う
リンクのサムネ(OGP)横長(1.91:1)自社サイト側の設定。1回入れれば以後は自動
各SNSの推奨サイズ・対応形式・容量の上限は、仕様変更で変わります。ここは「形の目安」として使い、実際に上限に引っかかったときだけ、各SNSの公式ヘルプで最新の値をご確認ください。

複数のSNSに同じ画像を出したいときは、正方形で1枚作っておいて、必要な面だけ全画面に作り直すのがいちばん手間が少ない進め方です。使い回しと作り分けの線引きは、複数SNSの使い回しと作り分けの判断基準でも整理しています。

文字が切れないための「余白」の取り方

サイズより、こちらのほうが失敗が多い部分です。

全画面(9:16)の場合

スマホでは、画面の上にユーザー名やアイコン、下にボタンやキャプションが重なります。ざっくり、上下それぞれ1〜2割は隠れる前提で作ります。ピクセルでいえば、上下250ピクセルずつは空けておくと、まず切れません。

右下から右側にかけても、いいね・シェアなどのボタンが並びます。右下の角には、文字も人の顔も置かない。これだけ覚えておけば十分です。

正方形・たて長の場合

こちらは大きく隠れることは少ないのですが、プロフィールの一覧に並んだときに端が切れることがあります。Instagramはプロフィールのグリッド表示の形が見直されており、たて長で作ったものは一覧では上下が少し切れて見えることがあります。

対処は同じで、大事な文字と、いちばん見せたいものを中央に置く。ここでも答えは変わりません。

共通のコツ

作った画像を、画面上で小さく縮めて見る。これが最短の確認方法です。パソコンで表示倍率を25%くらいまで下げて、それでも読める文字なら、スマホでも読めます。読めなければ、文字が小さいか、多すぎます。

文字量の目安:1枚に詰め込まない

画像に入れる文字は、少ないほど届きます。目安はこのくらいです。

「言いたいことが入りきらない」と感じたときは、画像を1枚増やすか、本文(キャプション)に逃がす。画像に詰め込むより、そのほうが読まれます。

動画で気をつけたいところ

動画は画像より条件が多いので、押さえるところを絞ります。

よくある「作り直し」とその防ぎ方

→ アイコンは丸く表示される前提で。正方形で作り、ロゴや文字を中央に、周りを広めに空ける

→ 全画面の上下250ピクセルを空ける。作ったら実機で一度見る。

→ OGP画像を横長(1200×630)で用意する。サイト側に1回設定すれば、以後は自動です。

→ 小さい画像を引き伸ばしていないか確認。長辺1080ピクセル以上で作り直します。

→ テンプレートを3つ(正方形・たて長・全画面)作って保存しておく。次からは中身を差し替えるだけです。作り方は無料ツールで投稿画像を整える手順を。

→ ファイル名に形を入れておくと探す時間が消えます。命名の考え方は素材の保管と命名ルールにあります。

あなたへの影響

明日やること

  1. いま使っている画像作成ツールで、正方形(1080×1080)のテンプレートを1つ作って保存する。今日はこれだけでも十分です。
  2. 同じ要領で、全画面(1080×1920)のテンプレートも作る上下250ピクセルの位置に、目印の線を引いておくと、以後ずっと役に立ちます。
  3. 直近に出した投稿を、自分のスマホで1つだけ開いて見る。文字が切れていないか、右下が隠れていないか。
  4. 切れていたら、その1枚だけ作り直す。全部さかのぼらなくて大丈夫です。
  5. テンプレートの保存場所を、他の人にも分かる名前にしておく。引き継ぎのときに、これが効いてきます。

全部を明日やらなくて大丈夫です。1番だけでも、次に画像を作るときの迷いはひとつ減ります。

用意したテンプレートを使い、迷いなく投稿画像を仕上げている企業SNS担当者の明るい情景

サイズの話は地味です。誰からも褒められないし、うまくいっても「普通に表示された」だけです。

でも、切れていない文字、はみ出していないロゴ、きちんと収まった一枚。それを見た人は、何も引っかからずに内容だけを受け取れています。引っかからずに読めた、という体験を作っているのは、あなたのその調整です

数字を全部覚えている人なんて、そういません。3つの形と、上下の余白。今日はそれだけ持ち帰ってもらえたら十分です。

チェックリスト(保存用・投稿画像を作るとき)

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