景品表示法とは?誇大・不当な表示を防ぐルールをやさしく解説

「これ言いすぎかな?でも盛り上げたいし」と、投稿文で手が止まったときに

「日本一」「絶対に効く」「業界最安値」——投稿を盛り上げたくて、つい強い言葉を入れたくなることがありますよね。 でも、その言い方が事実とずれていると、思わぬトラブルにつながります。その線引きを決めているのが、景品表示法です。

景品表示法とは?ひとことで言うと

景品表示法(けいひんひょうじほう)とは、商品やサービスを実際より良く見せる「誇大・不当な表示」を防ぐための法律です。 ざっくり言うと、「ウソや大げさで、お客さまを誤解させる宣伝はダメ」というルールです。 正式には「不当景品類及び不当表示防止法」といい、おまけ(景品)の付け方と、表示(広告や説明)の両方にルールを設けています。SNSの投稿も、この「表示」に含まれます。

商品の説明パネルを天秤にかけ、事実と表現が釣り合っているか確かめるSNS担当者
景品表示法は「実際より良く見せない」ルール。事実と表現を釣り合わせる

企業SNSの現場ではどこで使う?

実際の運用では、こんな場面で関係してきます。

事実の裏づけがないまま、強い言葉を使ってしまう場面が要注意です。

なぜ大事なのか

景品表示法を知っておくと、よかれと思った一言で会社に行政指導や課徴金が及ぶ事態を避けられます。 特に問題になりやすいのが、根拠なく「日本一」などとうたう優良誤認と、実際の条件より得に見せる有利誤認の二つです。SNSは手軽に発信できるぶん、つい言葉が強くなりがちで、その分この法律と接点が増えます。発信する立場として、最低限の感覚を持っておくと安心です。

具体例で見る

たとえば、特に調査していないのに「お客さま満足度No.1」と投稿したとします。 順位の根拠(いつ・誰が・どう調べたか)がなければ、優良誤認とされる可能性があります。また「通常価格の半額」と書きながら、その通常価格でほとんど売った実績がない場合は、有利誤認が疑われることもあります。数字や順位を出すときは、根拠とセットにするのが基本です。

つまり現場では?

景品表示法に気をつけるということは、強い言葉を全部やめることではありません。 「その表現を裏づける事実があるか」を投稿前に一度確かめる、ということです。No.1や最安、効果の断言を使いたくなったら、根拠を一緒に示せるかを考える——その一手間が会社を守ります。

知らないとどう困る?

誇大表示があると、行政からの指導や、売上に応じた課徴金の対象になることがあります。 それ以上に、「話を盛られた」と感じたお客さまの信頼を失うのが大きな痛手です。良い商品でも、表現を盛りすぎたことで評判を落とすのは、本当にもったいないことです。

よくある勘違い

明日やるならこれ

直近の投稿予定の中に「No.1」「最安」「必ず」「絶対」といった強い言葉が入っていないか、1つ見直してみましょう。もしあれば、その根拠を一緒に出せるかを確認し、出せなければ表現をやわらげるところから始めると確実です。

ひとことで言うと

景品表示法とは、実際より良く見せる誇大・不当な表示を防ぐための法律です。事実と表現を釣り合わせることが、信頼を守る近道です。

関連用語

関連記事