フィード投稿を作り込んだあと、ストーリーズに何を出すか決めきれずスマホを手にしている企業SNS担当者の情景

Instagramストーリーズの企業活用|使い方とネタ12案

「ストーリーズは毎日出したほうがいいですよ」。

そう聞いて、いざ開いてみたものの、何を出せばいいのか決まらないまま画面を閉じた——そんな日はありませんか。

フィード投稿は写真を選んで、文章を練って、なんとか形にできる。でもストーリーズは、作り込むほどのものでもないし、かといって何もないところから毎日ひねり出すのもしんどい。気づけば24時間が過ぎて、また今日も出せなかった。ひとりで運用していると、この「小さな未達」が地味に積み重なりますよね。

でも、続かないのは、あなたのネタ切れでも根気不足でもありません。たいていは、ストーリーズをフィードと同じ作り方で出そうとしているだけです。ここを切り替えるだけで、ぐっと軽くなります。今日は、その切り替え方を一緒に見ていきましょう。

結論:ストーリーズは「作る」ではなく「見せる」と考えると続きます。
日常:いま目の前にあるものを、そのまま撮って出す(加工も文章も最小限)
問いかけ:スタンプで一言たずねて、見ている人に触ってもらう
お知らせ:フィード投稿やイベントを、ここから知らせる
この3つを行き来するだけで、ネタは足ります。全部を毎日やらなくて大丈夫です。まずは週に2〜3回、①だけから始めれば十分です。

なぜ、ストーリーズだけ続かないのか

ストーリーズが続かない理由は、だいたいこの4つのどれかです。心当たりがあっても、落ち込まなくて大丈夫です。ほとんどの「中の人」が同じところでつまずきます。

ストーリーズは、フィードのような「棚に並べる商品」ではなく、開いている店の明かりに近いものです。今日もここに人がいますよ、と伝わればそれでいい。だから、完成度より頻度、情報より気配のほうが効きます。

そう考えると、「出すものがない」の中身が変わります。役に立つ情報がないのではなく、手元にあるものを出していいと自分に許可していないだけ、ということが多いんです。

フィード・リールとの違いを1行で

迷ったときの振り分けは、この1行で足ります。

一言でいうと迷ったときの目安
フィードあとから見返される棚残したい・検索で見つけてほしい内容
リールまだ知らない人との出会いフォロー外にも届けたい短い動画
ストーリーズいまフォローしてくれている人との距離消えていい・気軽に・その日のこと

3つの面の役割をもう少し詳しく整理したいときは、Instagram企業運用の基本|フィード・リール・ストーリーズの使い分けもあわせてどうぞ。

ストーリーズのネタ12案(日常・問いかけ・お知らせ)

ストーリーズの使い道を「日常」「問いかけ」「お知らせ」の3つに分けて示した概念図
この3つを行き来するだけで、ストーリーズのネタは足ります。全部を毎日やらなくて大丈夫。

引き出しとして、3グループ×4案を置いておきます。上から順に、いま出せそうなものを1つ選ぶだけで大丈夫です。

① 日常(仕込まずに、その場で出せる)

  1. 今日の作業の手元:梱包中、仕込み中、組み立て中の1カット。顔が写らなくても十分伝わります
  2. 今日の天気と一言:店先や工場の外の空。「今日は暑いですね」だけでも、人がいる感じが出ます
  3. 納品・入荷したもの:届いた箱、並べ直した棚、届いたばかりの材料
  4. 働いている場所のいつもの風景:朝いちばんの店内、片づけたあとの作業台

② 問いかけ(スタンプで触ってもらう)

  1. 2択で聞く:「どっちの色が好み?」「新作、どっちが気になる?」
  2. 質問を受け付ける:「うちの商品で聞いてみたいこと、ありますか?」
  3. 豆知識クイズ:業界では当たり前でも、外から見ると意外なことを1問
  4. 気分の目盛りで聞く:「この暑さ、しんどい度は?」のように、答えるのに考えなくていいもの

③ お知らせ(フィードや外の情報につなぐ)

  1. フィード投稿の告知:新しい投稿をストーリーズにシェアして「上げました」と伝える
  2. 営業時間・臨時のお知らせ:休業、時間変更、在庫状況など、その日に知ってほしいこと
  3. イベント・キャンペーンの案内:開始前の予告と、当日のリマインド
  4. お客さまの投稿の紹介:許可をもらったうえで、うれしかった声を紹介する

12案のうち、今日出せるものはきっと1つはあります。その1つでいいんです。

なお9〜12は、フィード投稿やキャンペーンとセットで動くと効きます。告知の組み立てに迷ったら、質問・アンケート型投稿でコメントを引き出す作り方の考え方がそのまま使えます。

スタンプは「聞く」ために使う

ストーリーズには、見ている人が指で触って答えられるスタンプ(アンケート、質問、クイズ、目盛りで答えるものなど)が用意されています。名称や種類はアプリの更新で変わることがあるので、細かい仕様は投稿前にInstagramの公式ヘルプで確認してください。

使い方のコツは、ひとつだけです。答えるのに考え込ませない。

反応が返ってくると、運用はぐっと続けやすくなります。数が少なくても大丈夫です。5人が押してくれたなら、5人がその瞬間あなたの画面を見ていたということです。

反応が来たときにやること

なお、外部サイトへ誘導するリンクのスタンプも使えますが、貼れる条件や仕様は変わることがあります。使う予定があるときは、その時点の公式ヘルプで確認しておくと安心です。

消える投稿を残す「ハイライト」の整え方

ストーリーズは24時間で消えますが、ハイライトとしてプロフィールの下にまとめておけば、あとから来た人にも見てもらえます。せっかく出したものを、少しだけ資産にできる仕組みです。

最初から何本も作らなくて大丈夫です。まずは、新しく来た人が知りたい順に3つあれば十分です。

  1. はじめての方へ:どんな会社・お店か、何を扱っているか
  2. 商品・サービス:定番のものを数枚
  3. よくある質問:営業時間、注文の流れ、送料など、繰り返し聞かれること

運用のコツも3つだけ。

ハイライトは作って終わりではなく、半年に一度くらい見直す棚だと思っておくと、古い情報が残り続けるのを防げます。

数字は「最後まで見られたか」だけ見れば十分

ストーリーズの分析画面には、閲覧数、次へ進んだ数、離脱した数、スタンプが押された数など、いろいろな数字が並びます。全部を毎回追う必要はありません。

ひとりで運用しているなら、まずはこの2つだけで十分です。

この2つを月に一度ざっと眺めて、「反応があったのはどのタイプか」を1行メモするだけで、翌月のネタ選びが楽になります。数字の見方をもう少し押さえたいときは、SNSインサイトの見方|主要SNSの数字の読み方もどうぞ。

数字が伸びない月があっても、それはあなたの努力が足りないからではありません。季節や社会の空気、アプリ側の変化など、こちらで動かせない要因もたくさんあります。落ち込む材料ではなく、次の一手を選ぶ材料として見てもらえたら十分です。

気軽に出せるからこそ、確認したいこと

ストーリーズは消えるぶん、つい気軽になります。ただ、見た人がスクリーンショットを撮れば、内容は残ります。慌てて出したものほど、あとから気づくことが多いので、送信前にひと呼吸だけ置きましょう。責めるためのチェックではなく、あとで慌てないためのものです。

写り込みの具体的な確認手順はSNS投稿の写り込みチェック|個人情報を守る投稿前の確認ポイントに、投稿全体の確認は企業SNS投稿前チェックリストにまとめてあります。ストーリーズでも、確認の観点はフィードと同じです。

明日やること(15分でできます)

仕組みを一気に作らなくて大丈夫です。明日は、この3つだけ。

  1. いまの作業場所を1枚撮る(加工なし、文字入れなし。上の「日常」から1案)
  2. そこに一言だけ添えて出す(「今日はこれを仕込んでいます」程度で十分)
  3. 明後日の分に、2択のアンケートを1つ用意しておく(メモに書いておくだけ)

これで、ストーリーズは2日分動きます。3日目からは、また上の12案から選べば大丈夫です。

チェックリスト

出す前に、ここだけ見てみてください。

全部そろわなくても大丈夫です。上から3つ通せたら、その日はもう十分です。

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投稿の反応をあとで振り返るときは、エンゲージメント率の計算ツールもどうぞ。企業SNS運用の実務ヒントは、メールでもお届けしています。よかったら受け取ってみてください。
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ストーリーズは、毎日きれいなものを出す場所ではありません。 今日もここに人がいますよ、と静かに伝わればそれで十分な場所です。

作り込んだ1枚を月に1回出すより、加工なしの1枚を週に2回出すほうが、見ている人との距離は縮まります。だから、うまく作れない日があっても大丈夫。手元にあるものを、そのまま出していいんです。

「何を出そう」と迷った今日も、あなたはちゃんとアカウントのことを考えていました。それはもう、運用が続いている証拠です。明日は、目の前の1枚から、肩の力を抜いて始めていきましょう。

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