机にふせんやメモを広げ、1か月分の投稿ネタをまとめて書き出している企業SNS担当者の情景

SNS投稿ネタの出し方|1か月分をためる「ネタ出し会議」のやり方

毎朝、投稿画面を開いてから「今日は何を出そう」と考え始める。 気づけば30分。結局あたりさわりのない投稿になって、なんだかモヤッとする——そんな朝を、繰り返していませんか。

ネタが思いつかないのは、あなたのセンスの問題ではありません。 「投稿する直前に、ゼロから考えている」から、毎回しんどいだけです。

今日は、その日暮らしの投稿から抜け出すために、月に一度まとめてネタを出す「ネタ出し会議」を、ひとりでも回せる形に整理します。会議といっても、相手は自分ひとりで大丈夫です。

結論:ネタ出しは「投稿のたび」ではなく「月に一度まとめて」やると一気に楽になります。やることは3つです。
月1回・60分、ネタを出すだけの時間をカレンダーに固定する
6つの引き出し(お役立ち・舞台裏・季節・お客さまの声・商品・中の人)から機械的に書き出す
出したネタを投稿カレンダーに並べて、月の前半でためておく
この型があれば、毎朝の「何を投稿しよう」が「ためた中から選ぶだけ」に変わります。

なぜ「投稿のたび」に考えると続かないのか

投稿が苦しくなる一番の原因は、ネタ出しと投稿作業を同時にやっていることです。

「何を言うか」を決めながら、同時に「どう書くか」も考える。 頭の中で2つの作業が混ざると、どちらも中途半端になり、時間だけが過ぎていきます。しかもそれを毎日やるので、疲れも毎日積み重なります。

そこで効くのが、ネタを出す日と、投稿を作る日を分けるという考え方です。 「今日はネタを出すだけ」「今日はためたネタを形にするだけ」と役割を分けると、一回あたりの頭の負担がぐっと軽くなります。月に一度まとめて出しておけば、あとは選んで整えるだけ。これが「ネタ出し会議」の狙いです。

ステップ1:月1回「ネタを出すだけ」の60分を確保する

月に一度まとめてネタを出し、ためた中から毎日選んで投稿する流れを示した概念図
ネタを出す日と、投稿する日を分ける。月初の60分が、1か月を楽にする。

まず、カレンダーに「ネタ出し会議(自分用)」の予定を、月1回・60分で入れてしまいましょう。

ポイントは、他の予定と同じように先にブロックしておくことです。 「時間が空いたらやろう」だと、空く日はやってきません。月初の決まった曜日など、忘れにくいタイミングに固定するのがおすすめです。

会議でやるのは「ネタを出す」ことだけ。 この場では、文章を完成させたり、画像を作ったりしません。あくまで「何を投稿するか」のタネを、数で出すことに集中します。出来は気にしなくて大丈夫。質は後の作業日で整えます。

準備するものも、最小限で十分です。

ステップ2:6つの引き出しから機械的に書き出す

ネタは「ひらめき」を待つのではなく、引き出しから順番に取り出すと安定して出せます。 次の6つを順に見て、それぞれ2〜3個ずつ書き出してみましょう。これだけで15個前後たまります。

  1. お役立ち:読む人の困りごとを減らす豆知識・コツ・ミニ手順
  2. 舞台裏:商品ができるまで、仕事の裏側、いつもの一日
  3. 季節・行事:今月の記念日、季節の話題、社内イベント
  4. お客さまの声:いただいた感想、よくある質問、使い方の紹介
  5. 商品・サービス:宣伝になりすぎない見せ方での紹介(使うシーンや選び方)
  6. 中の人:担当者の小さな気づき、ちょっとした失敗談、人柄が出る一言

迷ったら「お役立ち」と「舞台裏」を多めに。 この2つは、読む人に喜ばれやすく、宣伝色も出にくいので、続けやすい土台になります。

書き出すときは、完成形を目指さないこと。 「梅雨の湿気対策の話」「先週の発送風景」くらいの一言メモで十分です。深く考え込む前に、まず数を出すのがコツです。

ステップ3:投稿カレンダーに並べて、月の前半でためる

ネタが15〜20個たまったら、投稿カレンダーの日付に割り振っていきます。

並べるときの目安は、ひとつだけ。 宣伝(商品)の投稿が連続しないように散らすことです。お役立ちや舞台裏の間に、商品紹介を1つはさむくらいの配分にすると、フォロワーに「宣伝ばかり」と感じさせにくくなります。

全部の日を埋めなくても構いません。 まずは「半分埋まっていれば上出来」くらいの気持ちで。空いた日は、その時々の話題やお客さまの声で後から足せます。

そして可能なら、月の前半のうちに、数本だけでも投稿を完成させて予約投稿に入れておくと安心です。 忙しい週や、急な対応が入った日でも、投稿が止まりません。「ためてある」という事実が、何よりの心の余裕になります。

具体例:30分の朝が、5分の朝に変わる

たとえば、これまでの朝はこうだったかもしれません。

ネタ出し会議をやった後の朝は、こうなります。

考える作業を月初にまとめたぶん、毎朝は「選んで整えるだけ」。 同じ1か月でも、頭の疲れ方がまるで違ってきます。

あなたへの影響

今日やること(チェックリスト)

  1. カレンダーに「ネタ出し会議(自分用・60分)」を月1回で入れる。
  2. 6つの引き出し(お役立ち/舞台裏/季節/お客さまの声/商品/中の人)を見て、まず10個ネタを書き出す。
  3. 書き出したネタを、来月の投稿カレンダーに散らして並べる(宣伝が連続しないように)。
  4. そのうち2〜3本だけ、文案を作って予約投稿に入れておく。

最初から1か月分をきれいに埋めようとしなくて大丈夫です。 今日、10個のネタと、ためる仕組みを1つ作れたなら、来月の朝は今月よりずっと軽くなります。考える日と、投稿する日を分ける。それだけで、SNS運用は続けやすくなります。

1か月分のネタをためて予約投稿に入れ、肩の力が抜けて安心した表情の企業SNS担当者の情景

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